歯周病の口臭を早く改善する方法#1

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口臭に自分で気づいてない方も、反対に悩んでいる方も多いですね。

お口の臭いというものは気になり始めれば本人が1番感じて、ミントのタブレットを噛んだり、歯をこまめに磨いたり。。。と、とりあえず自分で出来る範囲で対処していこうとしますね。

反対に、気づいてない方というのはお口の中がタバコの臭いであっても空腹時にコーヒーを飲んだときの臭いであっても、また歯周病からくる口臭であっても気にせず普通に人と接してしまうものです。

実はお昼におねぎを沢山入れたお蕎麦を召し上がった方も、午後の診察でお越しになると正直分かります(これは美味しいから仕方ないですね)。というようにお口からの臭いというのは周りに伝わりやすいのです。

とびきりの美人であってもイケメンであってもその臭いがあると魅力6割程度になってしまうと思われます。それは残念過ぎます。

また、私などは口元のきれいな方(男女年齢問わず!)には好感さえ多々抱いてしまいます。

今回お伝えしたいことは、そのお口の臭いを改善する方法についてです。

そしてその口臭の原因の大半が『歯周病』からくるものだということも合わせて何回かに分けてお伝えしますね。


口臭を防ぐために!!!!!

<自宅で取り組むこと>

1.歯磨き

これはどなたでも毎朝されるでしょうが、寝る前は確実といえますか?

疲れて帰ってきたとき、飲んで帰ってきたとき。そんな億劫な時にもきちんと磨いていますか?

数時間水分が口の中に入らず唾液のみになる「寝ている時間」。

唾液の中に含まれる歯周病菌、虫歯菌は外に出されることなくウヨウヨしている訳です。

その環境は歯周病菌、虫歯菌にとって非常に繁殖するのに適した環境なのです。歯磨きをしてそれらの菌を細かく散らしても、大体12時間くらいでまた菌同士が寄り集まり歯周病菌、虫歯菌の固まりへと再生します。再生することにより、悪さ→本領発揮していく訳です。

大人だけでなく、子供の口の中も同じです。

ですから、最低でも1日2回の歯磨きは必要不可欠となる訳です。


2.歯と歯の間、歯と歯茎の間のケア

そしてとても大切なのがこのケアです。アメリカでは歯磨きよりもむしろ特にこの歯と歯の間、歯と歯茎の間のケアを「デンタルフロス」により念入りに行います。

出かけるときにバッグの中に入れて持ち歩く人も多く見かけます。

虫歯のおおよそは歯と歯の接触面から出来てきます。表面はブラシが当たっていてもこの接触面(コンタクト)には歯ブラシは入らない、届かないからです。

歯周病も実はこの歯と歯の間の接触面→コンタクトに多く生まれます。

最近よく耳にするようになった「歯周ポケット」も4ミリ以上と深くなりやすいのもこの場所です。

ということは、その間の清潔を保ち虫歯や歯周病を防ぐためには、何らかの対処をしなければならないということですね。

それが「デンタルフロス」です。

日本では馴染みの少ないデンタルフロス、やり方も最初は慣れなくて時間もかかるかも知れませんが、歯医者さんで歯科衛生士さんが指導してくれます。

歯と歯の間に隙間が出来るのでは。。。そんなことはありません。

早く日常に取り入れることをおすすめします。

そして歯茎や見えないところに潜む歯垢(プラーク)を取り除き、引き締まった歯肉を作ることにより歯周ポケットの深さもなくなっていきます。その日々の積み重ねにより口臭ともさよならできる訳ですね。

口の中の不衛生、口臭など、そういったことにより外人は相手のデンタルIQ(歯科知識)を計り、その人の育った家庭環境や生活水準までも推し量る場合があります。海外に通用する技術や頭脳を持った日本人、思い切り大きな 

口を開けて笑う外人に笑顔の面でも堂々と並びたいものです。


(この記事の監修:​ 中目黒リバーサイドデンタルクリニック 院長 / 野田潤一郎 先生)

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