- 2025-3-5
- 歯のコラム
「歯並びを整えたいけれど、目立つ矯正装置はちょっと…」
「矯正治療をしていることを周囲に知られたくない…」
そんなお悩みをお持ちの方におすすめなのが、透明なマウスピースを使用する「マウスピース矯正」 です。
マウスピース矯正なら、目立たずに歯並びを改善できるだけでなく、食事や歯磨きの際に取り外しが可能 です。
今回は、マウスピース矯正の仕組み・メリット・デメリット・治療期間・費用について詳しく解説 していきます。
1. マウスピース矯正とは?
マウスピース矯正とは、透明なマウスピースを段階的に交換しながら歯並びを整えていく治療法 です。
マウスピース矯正の流れ
- 患者様の歯型を3Dスキャンし、コンピューター上で理想的な歯並びを設計
- 治療計画に基づいて、数十枚のマウスピースを作製
- 1〜2週間ごとに新しいマウスピースに交換し、少しずつ歯を移動させる
- 計画通りに進めば、約1.5〜2年で治療完了
透明なマウスピースを使用するため、矯正装置がほとんど目立たず、装着していても周囲に気づかれにくいのが特徴です。
💡 特に、大人の女性や社会人の方に人気の治療法です!
2. マウスピース矯正のメリット
✅ 目立たずに矯正できる
- 透明なマウスピースを使用するため、周囲に気づかれにくい
- 仕事や接客業の方も安心して治療できる
✅ 食事や歯磨きの際に取り外しが可能
- 固定式のワイヤー矯正と違い、好きなタイミングで取り外せる
- 矯正装置に食べ物が詰まる心配がなく、口腔内を清潔に保ちやすい
✅ 痛みが少ない
- ワイヤー矯正のように金属が口内に当たることがなく、口内炎ができにくい
- 徐々に歯を動かすため、矯正による痛みが比較的少ない
✅ 通院回数が少なくて済む
- 一度に複数枚のマウスピースを渡されるため、1〜3ヶ月ごとの通院でOK
3. マウスピース矯正のデメリット
⚠ 自己管理が必要
- 1日20時間以上装着しないと、予定通りに歯が動かない
- 「つけ忘れ」が多いと、治療期間が延びてしまう
⚠ 適応できない症例がある
- 抜歯を伴う矯正や、歯のねじれが強いケースには不向き
- ワイヤー矯正と組み合わせて治療する場合も
⚠ 歯ぎしりが強いとマウスピースが破損する
- 歯ぎしりや食いしばりが強い人は、マウスピースが割れてしまうこともある
4. マウスピース矯正の費用と期間
✅ 上下どちらかの部分矯正:30万〜40万円(治療期間:約3〜8ヶ月)
✅ 上下全体の矯正:60万〜80万円(治療期間:約1年)
✅ 抜歯を伴う矯正:100万〜120万円(治療期間:約2〜3年)
💡 費用は歯の状態によって変動するため、事前に歯科医院で相談しましょう!
5. マウスピース矯正がおすすめの人
✅ 矯正装置を目立たせたくない人
✅ 仕事柄、ブラケット矯正が難しい人(接客業・営業職など)
✅ 食事や歯磨きを快適に行いたい人
✅ 軽度〜中等度の歯並びの乱れを改善したい人
✅ 金属アレルギーがあり、ワイヤー矯正が難しい人
6. マウスピース矯正が向いていない人
⚠ マウスピースを決まった時間使えない人
- 1日20時間以上装着しないと、治療が進まない
⚠ 虫歯が多く、口腔ケアが難しい人
- マウスピースを装着すると唾液が歯に行き渡りにくくなり、虫歯リスクが高まる
⚠ 抜歯が必要なケースや重度の歯並びの乱れがある人
- 大きく歯を動かす場合は、ワイヤー矯正の方が適していることも
7. マウスピース矯正の治療の流れ
① カウンセリング・検査
- 3Dスキャンやレントゲン撮影を行い、治療計画を立てる
② シミュレーション・マウスピース作製
- コンピューター上で理想的な歯並びを設計し、マウスピースを作製
③ 治療開始・定期的な交換
- 1〜2週間ごとに新しいマウスピースに交換し、徐々に歯を動かしていく
- 1〜3ヶ月ごとに歯科医院で経過チェック
④ 保定期間(治療後の後戻り防止)
- 歯が元の位置に戻らないよう、リテーナー(保定装置)を装着
8. まとめ
✅ マウスピース矯正は「目立たずに矯正できる」のが最大のメリット
✅ 食事や歯磨き時に取り外し可能で、快適に過ごせる
✅ 1日20時間以上の装着が必要で、自己管理が求められる
✅ 費用は30万〜120万円程度、治療期間は3ヶ月〜2年以上
✅ 事前に歯科医院で相談し、自分に適した矯正方法を選ぶことが大切!
マウスピース矯正は、「目立つ矯正は避けたいけれど、歯並びを整えたい!」という方にぴったりの治療法です。
まずは矯正専門の歯科医に相談し、自分に合った治療法を見つけましょう!